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昨日、『W成人式』というイベントが町田で開かれました。これは私が育った故郷、相模原市の公立中学校が合同で主催したイベントで、全11校の公立中学校の40歳(W成人だからね)が集まりました。

育ってきた環境と学生時代(小学校編)

小学校5年生の時に青森県から引越しをしてきて、転校生として神奈川県相模原市に来た私は、当時とてもシャイで…(今でもシャイなはず…笑)自ら人に話しかけることが苦手だったため(今だって苦手…)、積極的に友達を作るということが出来ずにいました。児童期の私にとって大変ハードルが高かったのです。
そんなモジモジさんの私を救い出してくれた一人の友人Aさん。私は彼女の優しさにとても救われました。小学校5〜6年はクラス替えも無かったので、同じメンバーで時を過ごし、そして中学へと進みました。私の通っていた小学校は、全員が同じ中学へ行く地域だったので、小学校からの慣れた顔ぶれが多いということは、私にとって有り難く安心できる環境でした。

school

育ってきた環境と学生時代(中学校編)

中学生になると、他の地域の小学校からも集まってきて一気に人数が増えます。私たちの時代は1クラス40名弱、それが10クラスまであったわけですから、1学年につき約400名弱在席していたのです。そしてクラス替えも毎年行われ、1年〜3年までは毎年シャッフルされました。相変わらずのシャイガールにとって、このクラス替えは大変ストレスだったことを、今でも覚えています。
小学校で仲良かった友人たちとも、中学になると距離が離れていったり。また中学から仲良くなる友人がいたり。くっついたり離れたり…とにかく中学生の心の変化は激しく、忙しい日々。好きだの嫌いだの、惚れた腫れた、あの子がどーの、この子がどーの…とにかく人と比べたり、周囲の意見に合わせたり、自分の存在や立場というのを守るため精一杯だったような気もします。
そんな中、小学校の時の親友だったAさんとも徐々に距離が出来てしまい、中学卒業からは全く連絡が取れないでいました。モジモジの私を救い出してくれた御礼すら言えないまま。。


そのまま大人へ…

高校からは進学もバラバラとなり、小中学校の友人たちと連絡を取ることが極端に減ってしまいました。高校で知り合った新たな友人たちと過ごすことが多く、高校2年で同じ市内でしたが実家が引越しをしたため、小中学校を過ごした地域からも離れ、地元の友人たちと疎遠になっていったのです。そして気づいたら…大人でした。
そのため、私は「地元に友達がいない!」とずーーっと思っていました。奇跡的に繋がってくれている唯一の友だちは2人。そのうちの一人から、今回のW成人式のお誘いをいただいたのです。

W成人式への参加を決意

当初の予定では研修の予定が入っていたため、参加しない予定でした。また「他の中学も合同でやるなら、あまり行っても面白くないかもな…」と、相変わらずのモジモジっぷりを発揮しながら、大人数の集まりが苦手な私は、当たり前のように行かないことを選択していました。
しかし、研修の予定を別の理由でキャンセルすることにし、また予め入っていた夜の用事とも時間が被っているかと思いきや、W成人式の開催時間は14:00〜16:00。全く被ってないではないか。
なぜか行く気が徐々に湧いてきました。もしかしたら懐かしい友達に会えるのかも?もしかしたら、新しい繋がりが生まれるのかも?もしかしたら、自分には友達が多くいたってことを再認識できるかも? そんな期待を寄せながら、行かないことを当たり前に選択していた自分の中に変化が起きてきました。
「もう一度、あの頃の人達と繋がり直したい!」との思いが一番強かったと思います。

いざ行ってみると…なんとおもしろい!!

そしてモジモジしながらも、友人Sと共に会場に到着。友人Sは躊躇なくガンガン積極的に人に声を掛ける、掛ける…。すごいな‥と圧倒されている一方、私は友人Sの後ろを付いて行く。分からない人もそれなりにいたけれど、想像以上に分かる人が多くいた。 いくら皆んな年を重ねているとはいえ、顔の基本パーツは変わらないわけで、結構わかるものなんですね。しかも、当時呼んでいた名前が自然と出てくる。当時のイメージも脳の中で再生され、少年・少女だった頃の顔と今の顔が重なり合う。「老けたねぇ」なんていうのはお互い様なので、そんな声の掛け方はせず、相手の持っている人間性や雰囲気、そこは何一つ変わらないわけで。「変わらないね」と声をかけると、相手からも「友香も変わらないね、すぐ分かる」と言われて嬉しくなった。あの頃の私は、どんな風に友達たちに映っていたのだろうか。どんなキャラクターで日々を過ごしていたのだろうか…でもきっと、今とさほど変わらないんだと思う。

親友Aさんとの再会

そして、相模原に越してきて最初に友達になってくれたAさんと再会することが出来た。なんと嬉しかったことか。もう25年以上会っていなくて、しかも最後に話した記憶も思い出せないくらい。小学校の頃は、いつもセットで動いていて、お互いの家を行き来して、しょっちゅう一緒にいた友人なのに、あっさりと疎遠になってしまっていたものだ。
小学校で同じクラスだった男子に(もう男性か…)、「いつも二人セットだったよね。クロ(私)とチビ(Aさん)」と言われる。ほぅほぅ、そういう思い出話も面白い。ってか、そんな呼ばれ方を男性陣の間でされていたことも薄っすらとした記憶にあるような、ないような…。

恋愛の甘酸っぱい思い出も?!

こんな同窓会でよくあるのは、初恋の相手とかにうっかり会っちゃうこと(笑)な、な、なんと人生初お付き合いした元彼と会っちゃいましたよww あまりそこはシュミレーションしていなかったので、ウッカリ会っちゃってアタフタしました…。おもしろいなって思うのが、友人たちとの思い出とかって脳が覚えている=記憶しているっていう感じだったけど、初恋の人とか彼氏とかって【身体が覚えている】のよね。あ…変な意味じゃないですよ。ドキドキした感覚とか、身体全体が緊張しちゃう感じとか、その時に反応していた身体反応が出てくるんだと思う。だから脳(思考)ではなく、感性が覚えているっていう感覚。
彼に話しかけたくても、なかなかタイミングが見つからず時間がかかり緊張…。忘れられてるんじゃないかな‥と思っていたけど、しっかり覚えてくれていた。普通に嬉しかったなぁ。「あの頃は、お互いにウブだったねぇ〜」なんて言いながら、今だからこそ話せることを話して楽しい一時でした。


忘れかけていた10代前半を統合

ということで、今回のW成人式で忘れかけていた10代の思い出を一気に取り戻した。自分の中で封印したと言ってもいいくらい、その当時のことを思い出したこともなかったし、思い出そうともしなかったのに、今回の再会で走馬灯のように11〜15歳の記憶と身体感覚を取り戻す。楽しく、甘酸っぱく、そして一喜一憂していた懐かしい日々たち。シッカリと自分に染み込んでいました。
自分の直感で「もう一度、あの頃の人達と繋がり直したい!」と感じて行ってみたわけですが、なんだかそれにも意味があるような感じがしますね。

ご縁

ご縁とは「新しい出逢い」はもちろんのこと、こうした再会も大切な大切なご縁。再び繋がるということは、お互いにまた何か交換するものがあると捉える私としては、再会した方たちと再びどう繋がっていけるのか楽しみであります。再会するきっかけがある時には、ぜひ積極的に足を運んでみましょう。新しい出逢いがあるというのは、新しい自分に出逢うことと同様。なぜなら、世の中は投影だから。また自分の枠が拡がるかと思うと、楽しみです 😀 

ご縁

Written by まついゆか

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まつい ゆか綴|Blog昨日、『W成人式』というイベントが町田で開かれました。これは私が育った故郷、相模原市の公立中学校が合同で主催したイベントで、全11校の公立中学校の40歳(W成人だからね)が集まりました。 育ってきた環境と学生時代(小学校編) 小学校5年生の時に青森県から引越しをしてきて、転校生として神奈川県相模原市に来た私は、当時とてもシャイで…(今でもシャイなはず…笑)自ら人に話しかけることが苦手だったため(今だって苦手…)、積極的に友達を作るということが出来ずにいました。児童期の私にとって大変ハードルが高かったのです。 そんなモジモジさんの私を救い出してくれた一人の友人Aさん。私は彼女の優しさにとても救われました。小学校5〜6年はクラス替えも無かったので、同じメンバーで時を過ごし、そして中学へと進みました。私の通っていた小学校は、全員が同じ中学へ行く地域だったので、小学校からの慣れた顔ぶれが多いということは、私にとって有り難く安心できる環境でした。 育ってきた環境と学生時代(中学校編) 中学生になると、他の地域の小学校からも集まってきて一気に人数が増えます。私たちの時代は1クラス40名弱、それが10クラスまであったわけですから、1学年につき約400名弱在席していたのです。そしてクラス替えも毎年行われ、1年〜3年までは毎年シャッフルされました。相変わらずのシャイガールにとって、このクラス替えは大変ストレスだったことを、今でも覚えています。 小学校で仲良かった友人たちとも、中学になると距離が離れていったり。また中学から仲良くなる友人がいたり。くっついたり離れたり…とにかく中学生の心の変化は激しく、忙しい日々。好きだの嫌いだの、惚れた腫れた、あの子がどーの、この子がどーの…とにかく人と比べたり、周囲の意見に合わせたり、自分の存在や立場というのを守るため精一杯だったような気もします。 そんな中、小学校の時の親友だったAさんとも徐々に距離が出来てしまい、中学卒業からは全く連絡が取れないでいました。モジモジの私を救い出してくれた御礼すら言えないまま。。 そのまま大人へ… 高校からは進学もバラバラとなり、小中学校の友人たちと連絡を取ることが極端に減ってしまいました。高校で知り合った新たな友人たちと過ごすことが多く、高校2年で同じ市内でしたが実家が引越しをしたため、小中学校を過ごした地域からも離れ、地元の友人たちと疎遠になっていったのです。そして気づいたら…大人でした。 そのため、私は「地元に友達がいない!」とずーーっと思っていました。奇跡的に繋がってくれている唯一の友だちは2人。そのうちの一人から、今回のW成人式のお誘いをいただいたのです。 W成人式への参加を決意 当初の予定では研修の予定が入っていたため、参加しない予定でした。また「他の中学も合同でやるなら、あまり行っても面白くないかもな…」と、相変わらずのモジモジっぷりを発揮しながら、大人数の集まりが苦手な私は、当たり前のように行かないことを選択していました。 しかし、研修の予定を別の理由でキャンセルすることにし、また予め入っていた夜の用事とも時間が被っているかと思いきや、W成人式の開催時間は14:00〜16:00。全く被ってないではないか。 なぜか行く気が徐々に湧いてきました。もしかしたら懐かしい友達に会えるのかも?もしかしたら、新しい繋がりが生まれるのかも?もしかしたら、自分には友達が多くいたってことを再認識できるかも? そんな期待を寄せながら、行かないことを当たり前に選択していた自分の中に変化が起きてきました。 「もう一度、あの頃の人達と繋がり直したい!」との思いが一番強かったと思います。 いざ行ってみると…なんとおもしろい!! そしてモジモジしながらも、友人Sと共に会場に到着。友人Sは躊躇なくガンガン積極的に人に声を掛ける、掛ける…。すごいな‥と圧倒されている一方、私は友人Sの後ろを付いて行く。分からない人もそれなりにいたけれど、想像以上に分かる人が多くいた。 いくら皆んな年を重ねているとはいえ、顔の基本パーツは変わらないわけで、結構わかるものなんですね。しかも、当時呼んでいた名前が自然と出てくる。当時のイメージも脳の中で再生され、少年・少女だった頃の顔と今の顔が重なり合う。「老けたねぇ」なんていうのはお互い様なので、そんな声の掛け方はせず、相手の持っている人間性や雰囲気、そこは何一つ変わらないわけで。「変わらないね」と声をかけると、相手からも「友香も変わらないね、すぐ分かる」と言われて嬉しくなった。あの頃の私は、どんな風に友達たちに映っていたのだろうか。どんなキャラクターで日々を過ごしていたのだろうか…でもきっと、今とさほど変わらないんだと思う。 親友Aさんとの再会 そして、相模原に越してきて最初に友達になってくれたAさんと再会することが出来た。なんと嬉しかったことか。もう25年以上会っていなくて、しかも最後に話した記憶も思い出せないくらい。小学校の頃は、いつもセットで動いていて、お互いの家を行き来して、しょっちゅう一緒にいた友人なのに、あっさりと疎遠になってしまっていたものだ。 小学校で同じクラスだった男子に(もう男性か…)、「いつも二人セットだったよね。クロ(私)とチビ(Aさん)」と言われる。ほぅほぅ、そういう思い出話も面白い。ってか、そんな呼ばれ方を男性陣の間でされていたことも薄っすらとした記憶にあるような、ないような…。 恋愛の甘酸っぱい思い出も?! こんな同窓会でよくあるのは、初恋の相手とかにうっかり会っちゃうこと(笑)な、な、なんと人生初お付き合いした元彼と会っちゃいましたよww あまりそこはシュミレーションしていなかったので、ウッカリ会っちゃってアタフタしました…。おもしろいなって思うのが、友人たちとの思い出とかって脳が覚えている=記憶しているっていう感じだったけど、初恋の人とか彼氏とかって【身体が覚えている】のよね。あ…変な意味じゃないですよ。ドキドキした感覚とか、身体全体が緊張しちゃう感じとか、その時に反応していた身体反応が出てくるんだと思う。だから脳(思考)ではなく、感性が覚えているっていう感覚。 彼に話しかけたくても、なかなかタイミングが見つからず時間がかかり緊張…。忘れられてるんじゃないかな‥と思っていたけど、しっかり覚えてくれていた。普通に嬉しかったなぁ。「あの頃は、お互いにウブだったねぇ〜」なんて言いながら、今だからこそ話せることを話して楽しい一時でした。 忘れかけていた10代前半を統合 ということで、今回のW成人式で忘れかけていた10代の思い出を一気に取り戻した。自分の中で封印したと言ってもいいくらい、その当時のことを思い出したこともなかったし、思い出そうともしなかったのに、今回の再会で走馬灯のように11〜15歳の記憶と身体感覚を取り戻す。楽しく、甘酸っぱく、そして一喜一憂していた懐かしい日々たち。シッカリと自分に染み込んでいました。 自分の直感で「もう一度、あの頃の人達と繋がり直したい!」と感じて行ってみたわけですが、なんだかそれにも意味があるような感じがしますね。 ご縁 ご縁とは「新しい出逢い」はもちろんのこと、こうした再会も大切な大切なご縁。再び繋がるということは、お互いにまた何か交換するものがあると捉える私としては、再会した方たちと再びどう繋がっていけるのか楽しみであります。再会するきっかけがある時には、ぜひ積極的に足を運んでみましょう。新しい出逢いがあるというのは、新しい自分に出逢うことと同様。なぜなら、世の中は投影だから。また自分の枠が拡がるかと思うと、楽しみです...心の対話ファシリテーター|企業研修講師|実現プロデューサー まついゆか 公式ブログ