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先日、知り合いのファシリテーター長尾彰さんが主催した【ジャズとファシリテーションとセッション】という、大変魅力的なタイトルのイベントへ行ってきました♪

★長尾彰さんについて★

私は一般社団法人の名前に「セッション」という言葉を用いていますが、まさにこれは「単独の異なる音が自然と集まって音楽として奏でる」ことをイメージし、意識的に使っています。そしてファシリテーターは指揮者のような役割だと私は思っていて、【一人ひとりの個性や命や異なる価値観(=音・音質)が集まり、響鳴し合って“場”が創られ(=奏でられ)、目的(=音楽)を創り上げる】と、まさに音楽のセッションと通ずるものがあると思っていたので、法人名も『Life Session(=命・人生の演奏)』としています。
また、はるか昔に実はヴォーカルをしていた頃もあります(笑)。4歳〜エレクトーンを習っていたこともあります。そのため、私にとって「音楽」は親しみがあるものなんです。そして最近は、カウンセリングやセラピーのことを「セッション」と表現することも多くありますね。

ということで、この【ジャズとファシリテーションとセション】というタイトルを見ただけで直感が働き、「行きたい!」と即決。長尾彰さんの妹さんであり、私の親友Yと一緒にイベントへ行ってきました。

 

ジャズセッション

ジャズセッションはこれまでにも数回、観に行ったことがあります。今回はピアノ・ベース・ドラムの3名で演奏が行われました。演奏者の3名だけの曲目もあれば、参加者が即興で歌うシーンもあり、自由な音の中で自由な表現をする空間と時間。それはとても居心地がよいものでした。
この企画は、最初は大阪で行われたそうです。東京では初の開催。ピアニストのToshiさん、ベースのコバケンさん、ドラムのYujiさん、息の合ったとても素敵なセッションでした☆

jazz session

 

ファシリテーションはどう絡む??

さて、ここで気になるのがファシリテーションの絡み方。ファシリテーターはもちろん長尾彰さんです。私は彼の活動をFacebookでよく拝見しておりますが、自分自身は長尾さんのファシリテーションを実は体験したことがありません。けれど、なんとなく…「敏腕なファシリテーター」だと直感で感じていました。彼の専門は組織における体験学習を中心としたチームビルディング。その長尾さんがこの場で実践したファシリテーションは、『素人目線で、その場で起こっていることを、素朴に場へ投げかけて問題提起をする』でした。
・演奏しているとき、何を考えているの?
・ソロパートがどうやって始まって、どうやって戻ってくるの?合図してる??
・なんでそんなにピッタリと合うの?
・わざと事故って(間違って)みて!
・これが会社だとしたら、社長は誰?じゃあ、あなたは部長?中間管理職?それは誰が決めるの?
・大きな舟で旅に出て(3人の演奏)➔それぞれが小舟で離れ離れになって(ソロパート)➔また戻ってきて
・3人にとって「プロ」とは何ですか?
などなど、まぁ質問をするわ、無茶振りオーダーはするわ‥とてもおもしろい絡みでした。次から次へと投げかけられる質問に、演奏者の3名なりの答えがあり、場を巻き込み、盛り上げて、来場者に「ジャズセッション」というものを対話を介して伝える。場が活性化して盛り上がり、飽きることのない時間でした。

 

ファシリテーションとして吸収したこと

今回のイベントで体感し、学んだことは…
◎自分の価値観や枠組みを外し、素朴な疑問や視点を持つこと
◎今ここで、この場で起こっていることを取り上げること
◎質問を通じて、それぞれの考えや価値観を引き出す質問力の重要性
◎見ている人たちを飽きさせない場の巻き込み方
◎答えはなく、その場で起こることが全てであるという姿勢
やっぱりファシリテーターっていう職業は楽しいなぁ。私も一生やっていきたい。

“ファシリテーター”は、なかなか表現しづらかったり、理解されづらい職業ではありますが、最近は耳にする方も多くなってきたと思います。端的に言うと「会議などの人が集まる場において公平な立場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したりしながら、参加者たちが同じ目的に向かうようにすること」です。
しかし、最近気づいたんですが、ファシリテーターにはいろいろ種類があって、単に会議やミーティングの進行を兼ねて、場を調整する人というのもありますし、チームビルディングなどを目的としてファシリテートをする長尾さんのようなスタイルもありますし、心理学においてはエンカウンターグループの実施者をファシリテーターと呼びます。私が最初に「ファシリテーター」という言葉を知ったのは、エンカウンターグループのファシリテーターでした。そして私がやりたいと思ったのも、エンカウンターグループでのファシリテーターでした。エンカウンターグループについては、また別の機会に記事にしようと思いますが、いずれにおいても
①集団・グループが対象
②その場で起こることを扱う
③目的には向かうけど答えは未知数
この3つのポイントが私は堪らなく大好きです。そして、その場で起こっているLIVE感とグループ感と達成感と広がる可能性。ヤバイ…楽しい(*^^*)

今回のイベントを通じて、ファシリテーションの魅力を再認識し、そして目標として掲げている「ファシリテーターの達人になる!」ことをコツコツとやっていこうと思った一夜でした。

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まつい ゆか綴|Blog集|Group先日、知り合いのファシリテーター長尾彰さんが主催した【ジャズとファシリテーションとセッション】という、大変魅力的なタイトルのイベントへ行ってきました♪ ★長尾彰さんについて★ 私は一般社団法人の名前に「セッション」という言葉を用いていますが、まさにこれは「単独の異なる音が自然と集まって音楽として奏でる」ことをイメージし、意識的に使っています。そしてファシリテーターは指揮者のような役割だと私は思っていて、【一人ひとりの個性や命や異なる価値観(=音・音質)が集まり、響鳴し合って“場”が創られ(=奏でられ)、目的(=音楽)を創り上げる】と、まさに音楽のセッションと通ずるものがあると思っていたので、法人名も『Life Session(=命・人生の演奏)』としています。 また、はるか昔に実はヴォーカルをしていた頃もあります(笑)。4歳〜エレクトーンを習っていたこともあります。そのため、私にとって「音楽」は親しみがあるものなんです。そして最近は、カウンセリングやセラピーのことを「セッション」と表現することも多くありますね。 ということで、この【ジャズとファシリテーションとセション】というタイトルを見ただけで直感が働き、「行きたい!」と即決。長尾彰さんの妹さんであり、私の親友Yと一緒にイベントへ行ってきました。   ジャズセッション ジャズセッションはこれまでにも数回、観に行ったことがあります。今回はピアノ・ベース・ドラムの3名で演奏が行われました。演奏者の3名だけの曲目もあれば、参加者が即興で歌うシーンもあり、自由な音の中で自由な表現をする空間と時間。それはとても居心地がよいものでした。 この企画は、最初は大阪で行われたそうです。東京では初の開催。ピアニストのToshiさん、ベースのコバケンさん、ドラムのYujiさん、息の合ったとても素敵なセッションでした☆   ファシリテーションはどう絡む?? さて、ここで気になるのがファシリテーションの絡み方。ファシリテーターはもちろん長尾彰さんです。私は彼の活動をFacebookでよく拝見しておりますが、自分自身は長尾さんのファシリテーションを実は体験したことがありません。けれど、なんとなく…「敏腕なファシリテーター」だと直感で感じていました。彼の専門は組織における体験学習を中心としたチームビルディング。その長尾さんがこの場で実践したファシリテーションは、『素人目線で、その場で起こっていることを、素朴に場へ投げかけて問題提起をする』でした。 ・演奏しているとき、何を考えているの? ・ソロパートがどうやって始まって、どうやって戻ってくるの?合図してる?? ・なんでそんなにピッタリと合うの? ・わざと事故って(間違って)みて! ・これが会社だとしたら、社長は誰?じゃあ、あなたは部長?中間管理職?それは誰が決めるの? ・大きな舟で旅に出て(3人の演奏)➔それぞれが小舟で離れ離れになって(ソロパート)➔また戻ってきて ・3人にとって「プロ」とは何ですか? などなど、まぁ質問をするわ、無茶振りオーダーはするわ‥とてもおもしろい絡みでした。次から次へと投げかけられる質問に、演奏者の3名なりの答えがあり、場を巻き込み、盛り上げて、来場者に「ジャズセッション」というものを対話を介して伝える。場が活性化して盛り上がり、飽きることのない時間でした。   ファシリテーションとして吸収したこと 今回のイベントで体感し、学んだことは… ◎自分の価値観や枠組みを外し、素朴な疑問や視点を持つこと ◎今ここで、この場で起こっていることを取り上げること ◎質問を通じて、それぞれの考えや価値観を引き出す質問力の重要性 ◎見ている人たちを飽きさせない場の巻き込み方 ◎答えはなく、その場で起こることが全てであるという姿勢 やっぱりファシリテーターっていう職業は楽しいなぁ。私も一生やっていきたい。 “ファシリテーター”は、なかなか表現しづらかったり、理解されづらい職業ではありますが、最近は耳にする方も多くなってきたと思います。端的に言うと「会議などの人が集まる場において公平な立場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したりしながら、参加者たちが同じ目的に向かうようにすること」です。 しかし、最近気づいたんですが、ファシリテーターにはいろいろ種類があって、単に会議やミーティングの進行を兼ねて、場を調整する人というのもありますし、チームビルディングなどを目的としてファシリテートをする長尾さんのようなスタイルもありますし、心理学においてはエンカウンターグループの実施者をファシリテーターと呼びます。私が最初に「ファシリテーター」という言葉を知ったのは、エンカウンターグループのファシリテーターでした。そして私がやりたいと思ったのも、エンカウンターグループでのファシリテーターでした。エンカウンターグループについては、また別の機会に記事にしようと思いますが、いずれにおいても ①集団・グループが対象 ②その場で起こることを扱う ③目的には向かうけど答えは未知数 この3つのポイントが私は堪らなく大好きです。そして、その場で起こっているLIVE感とグループ感と達成感と広がる可能性。ヤバイ…楽しい(*^^*) 今回のイベントを通じて、ファシリテーションの魅力を再認識し、そして目標として掲げている「ファシリテーターの達人になる!」ことをコツコツとやっていこうと思った一夜でした。心の対話ファシリテーター|企業研修講師|実現プロデューサー まついゆか 公式ブログ