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自分も講師をする立場なので、
他の講師の方から学ぶことは多い。
「人の振り見て我が振り直せ」とは
よく言ったもので。
講師としての在り方・やり方が、
「勉強になるなぁ」というときもあれば、
逆に「自分は気をつけよう」という、
反面教師になって気付かされるときもあり。
どっちみち…ありがたいことだね。

久しぶりに“イラッ”としてもうた。

先日、某所のある講座にて、
久しぶりに“イラッ”としてしまった。

某大学で行われた、
社会人向けの研修プログラム。
〈コンフリクト・マネジメント〉を
受講したのだが、
その講義に“イラッ”としてしまったのだ。

メディエーターとして活動を始めた今、
アタシにとって〈コンフリクト・マネジメント〉
を受講することはとても重要だった。

この講座は今年の3月頃だっただろうか…
ネットサーフィンで見つけて、即座に申し込み。
約半年間、楽しみにしていたのだ。

けれども、担当している講師の講義内容や
説明が、全く………わからん。

アタシの理解力がないだけ??

なんて思いながら、
勇気を出して同じグループの人たちに尋ねた。

「あのぉ‥先生の説明って、
 皆さん理解されてます?」

すると、皆さん
「いやー全然わからないです。」とか、
「こちらからの質問にトンチンカンな答えが
 返ってきて、余計にわからない。」とか。

あ、アタシの理解力の問題じゃなかった‥
と、胸をなでおろした。

アタシは“劣等感コンプレックス”があるからね。
すぐに「自分の能力の至らなさ」に帰結しちゃう
考え方のクセがあるのです。

その説明下手の講師の“教え方”に、
だんだんイライラしてくるアタシ。
ほんと、その場から逃げ出したかった。
時間の無駄に思えたから。

この講師の落とし穴はドコに?

この講師の落とし穴は、
ドコにあったのだろうか…。
それは

〈知っている立場からモノを言う〉

ところにある。

これは講師だけに限らず、
こういう上司もめっちゃ多くいる。
アタシのこれまでの上司も、
ほとんどが、このタイプだった。

知っていることが当たり前になってるから、
知らない人の立場・視点に戻れない。
知識と一体化しちゃってるから、
説明も主観的なのである。

だから、知らない人(教わってる人)が、
ついていけなくなって、
取り残される感覚になる。
それが、教わっている人の“やる気”を削ぎ、
ストレスを与えるのだ。
挙句の果てには、
弱い立場の“理解不足のせい”にする。

アタシもこれまでの職場で、
〈知っている立場からモノを言われる〉ことに、
ものすごくストレスを抱えてきた。

だから、自分が講師をする時。
過去でも職場で部下に指示する時。
〈知らない人の視点に合わせる〉ことに、
とても気を使ってきたし、十分配慮してきた。

アタシの講座が「わかりやすい」と好評なのは、
何も特別なことを教えているのではなく、
知らない人の視点を意識しているからであろう‥と思ってる。
要するに…

素人でも、
小学生でも、
わかるように!!!

ということが、とても大事。

立場の低い方の
能力・理解不足のせいにする前に、
自分の指示の出し方を見直せ!!

…って感じ。

アタシでも出来るわ。

そんなストレスのかかった講義を2日間受け、
アタシの結果としては…

この内容なら、アタシでも出来るわ。

だった。
しかも、もっとわかりやすく、
心理学の“し”の字も知らない方でも、
すんなりと理解してもらえるように。

この講師の主観的なアノ教え方で、
傾聴・アサーション・論理療法を教えて、
一般企業で務めていらっしゃる皆さんに、
わかるわけない。

専門知識のあるアタシでさえ、
講師の言っていることが「?」だったのに、
専門知識のない人達が、
理解できるわけないよ。

何度も横から口を出したくなった…
何度も講義を奪いたくなってしまった…
そこを抑えるのに必死だった2日間。
アタシにとっての我慢大会みたくなっていた。

そのストレスのハケ口として、
今コーチでついてくれている、
ノブさんに愚痴をこぼした。

するとノブさんは、こう言ってくれたのである。

それはアナタのレベルが、
それだけ高いという証明じゃないかな?
楽しめ!

と。
とても救われた。そして、自信がついた。
最高の“勇気づけ”である。

反面教師にして進もう

ということで、
愚痴ってても仕方ないので、
その講師から学びを吸収したら、
もう手放してOK!

ちなみに、アタシのイラッと感は、
何が原因だったかというと、
【講座に対する期待】だったということ。
期待が大きかった分、がっかりした。
そのがっかりした残念な気持ちが、
イラッとしたわけだった。
あと、金額に見合ってない!ってことかな。

今回の講座をきっかけに、
コンフリクト・マネジメントの講座も、
今後自分でやっていこうと誓い、
2日間の学びは終わった。
「アナタでも出来るよ」という
メッセージだったんだなー!
(…と、ポジティブに解釈)

そして、自分が講師である以上は、
学びに来てくださっている皆さんと同じ視点で、
一緒に考えていく視点で講座をやることを、
改めて誓った。

一方的に伝える講演スタイルは、
アタシはあまり好まなくて。
その場の人たちを巻き込みながら進めていく、
どちらかというとワークショップに近い形で、
講義をするタイプ。

▶ 傾聴講座
▶ 自分も相手も大切にする自己主張
 (アサーション)講座
を今は中心にやっていますが、
そのうち、〈コンフリクト・マネジメント〉も
プログラムに加えていこうと思っていますので、
社員研修等のご用命がありましたら、
ぜひお気軽にお声がけください♪

★クリック★ 傾聴講座の詳細
★クリック★ アサーション講座の詳細

引き続き、コンフリクト(対立)の関係修復、
メディエーション・プログラムも大好評です☆
対立している“こじれた関係”の仲直りをサポートします。
こちらも宜しくお願い致します!

こじれた関係の仲直りをサポート!
メディエーション・プログラム

Written by まついゆか

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https://yuka8.com/wp-content/uploads/2019/01/894939-1024x768.jpghttps://yuka8.com/wp-content/uploads/2019/01/894939-150x150.jpgまつい ゆか綴|Blog集|Group自分も講師をする立場なので、他の講師の方から学ぶことは多い。「人の振り見て我が振り直せ」とはよく言ったもので。講師としての在り方・やり方が、「勉強になるなぁ」というときもあれば、逆に「自分は気をつけよう」という、反面教師になって気付かされるときもあり。どっちみち…ありがたいことだね。 久しぶりに“イラッ”としてもうた。 先日、某所のある講座にて、久しぶりに“イラッ”としてしまった。 某大学で行われた、社会人向けの研修プログラム。〈コンフリクト・マネジメント〉を受講したのだが、その講義に“イラッ”としてしまったのだ。 メディエーターとして活動を始めた今、アタシにとって〈コンフリクト・マネジメント〉を受講することはとても重要だった。 この講座は今年の3月頃だっただろうか…ネットサーフィンで見つけて、即座に申し込み。約半年間、楽しみにしていたのだ。 けれども、担当している講師の講義内容や説明が、全く………わからん。 アタシの理解力がないだけ?? なんて思いながら、勇気を出して同じグループの人たちに尋ねた。 「あのぉ‥先生の説明って、 皆さん理解されてます?」 すると、皆さん「いやー全然わからないです。」とか、「こちらからの質問にトンチンカンな答えが 返ってきて、余計にわからない。」とか。 あ、アタシの理解力の問題じゃなかった‥と、胸をなでおろした。 アタシは“劣等感コンプレックス”があるからね。すぐに「自分の能力の至らなさ」に帰結しちゃう考え方のクセがあるのです。 その説明下手の講師の“教え方”に、だんだんイライラしてくるアタシ。ほんと、その場から逃げ出したかった。時間の無駄に思えたから。 この講師の落とし穴はドコに? この講師の落とし穴は、ドコにあったのだろうか…。それは 〈知っている立場からモノを言う〉 ところにある。 これは講師だけに限らず、こういう上司もめっちゃ多くいる。アタシのこれまでの上司も、ほとんどが、このタイプだった。 知っていることが当たり前になってるから、知らない人の立場・視点に戻れない。知識と一体化しちゃってるから、説明も主観的なのである。 だから、知らない人(教わってる人)が、ついていけなくなって、取り残される感覚になる。それが、教わっている人の“やる気”を削ぎ、ストレスを与えるのだ。挙句の果てには、弱い立場の“理解不足のせい”にする。 アタシもこれまでの職場で、〈知っている立場からモノを言われる〉ことに、ものすごくストレスを抱えてきた。 だから、自分が講師をする時。過去でも職場で部下に指示する時。〈知らない人の視点に合わせる〉ことに、とても気を使ってきたし、十分配慮してきた。 アタシの講座が「わかりやすい」と好評なのは、何も特別なことを教えているのではなく、知らない人の視点を意識しているからであろう‥と思ってる。要するに… 素人でも、小学生でも、わかるように!!! ということが、とても大事。 立場の低い方の能力・理解不足のせいにする前に、自分の指示の出し方を見直せ!! …って感じ。 アタシでも出来るわ。 そんなストレスのかかった講義を2日間受け、アタシの結果としては… この内容なら、アタシでも出来るわ。 だった。しかも、もっとわかりやすく、心理学の“し”の字も知らない方でも、すんなりと理解してもらえるように。 この講師の主観的なアノ教え方で、傾聴・アサーション・論理療法を教えて、一般企業で務めていらっしゃる皆さんに、わかるわけない。 専門知識のあるアタシでさえ、講師の言っていることが「?」だったのに、専門知識のない人達が、理解できるわけないよ。 何度も横から口を出したくなった…何度も講義を奪いたくなってしまった…そこを抑えるのに必死だった2日間。アタシにとっての我慢大会みたくなっていた。 そのストレスのハケ口として、今コーチでついてくれている、ノブさんに愚痴をこぼした。 するとノブさんは、こう言ってくれたのである。 それはアナタのレベルが、それだけ高いという証明じゃないかな?楽しめ! と。とても救われた。そして、自信がついた。最高の“勇気づけ”である。 反面教師にして進もう ということで、愚痴ってても仕方ないので、その講師から学びを吸収したら、もう手放してOK! ちなみに、アタシのイラッと感は、何が原因だったかというと、【講座に対する期待】だったということ。期待が大きかった分、がっかりした。そのがっかりした残念な気持ちが、イラッとしたわけだった。あと、金額に見合ってない!ってことかな。 今回の講座をきっかけに、コンフリクト・マネジメントの講座も、今後自分でやっていこうと誓い、2日間の学びは終わった。「アナタでも出来るよ」というメッセージだったんだなー!(…と、ポジティブに解釈) そして、自分が講師である以上は、学びに来てくださっている皆さんと同じ視点で、一緒に考えていく視点で講座をやることを、改めて誓った。 一方的に伝える講演スタイルは、アタシはあまり好まなくて。その場の人たちを巻き込みながら進めていく、どちらかというとワークショップに近い形で、講義をするタイプ。 ▶ 傾聴講座▶ 自分も相手も大切にする自己主張 (アサーション)講座を今は中心にやっていますが、そのうち、〈コンフリクト・マネジメント〉もプログラムに加えていこうと思っていますので、社員研修等のご用命がありましたら、ぜひお気軽にお声がけください♪★クリック★ 傾聴講座の詳細★クリック★ アサーション講座の詳細 引き続き、コンフリクト(対立)の関係修復、メディエーション・プログラムも大好評です☆対立している“こじれた関係”の仲直りをサポートします。こちらも宜しくお願い致します! こじれた関係の仲直りをサポート!メディエーション・プログラム Written by まついゆか心の対話ファシリテーター|企業研修講師|実現プロデューサー まついゆか 公式ブログ