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ここ1〜2ヶ月ほどだったか。
“所有する”ということに対して、
疑問を抱くようになり、
最近、“所有”に対する自分の考えを、
人に話すようになった。
ずっと記事に書こうと思っていたけれど、
これを書いてしまうと…

この人…変。

と、理解されないことも多いと思ったし、
誤解されてしまうこともあるかと思ったので
躊躇をしていたんだけれども…

ちょうど、アタシの師匠である明美ちゃんも、
偶然にも同じことを話していたので、
おそらく集合意識であり、
同じような感覚を持っている人がいるような気がして。

だから書いておきたくて仕方がなかったので、
ドキドキしながらも、
アウトプットしてみようと思う!

物質はシェアの時代

もう気づいている人も多いでしょう。
物質がどんどんと“シェア”されている時代に
突入したということを。

カーシェアリング、シェアサイクリング
シェアオフィス、シェアハウス…
最近見たものだとシェア傘とかもね。
洋服だってスタイリストが選んでくれた
服が送られてきて、貸してもらえるし。
結婚式のドレスなんかも、
私ももう5年くらいは専門店で借りている。

物を所有することに対する概念が、
大きく変わりつつあるのが、ここ数年のこと。
“共有する”という概念が、
物質界に入ってきているわけだ。

人間関係で起こる“所有”の感覚

ここからは賛否両論ある話しで。
人によっては、批判をしたくなる人もいると思う。
…ということを前置きした上で。
私の個人的意見として、あえて書きます!

離婚率が増加傾向にあり、
不倫も、もはや特別なものでなくなってきた今。
ここで浮上する疑問が、

んじゃー“婚姻制度”って…ナニよ?

という素朴な「?」が、
私の中に湧いてきた。

家族を形成するためには、
一つのコミュニティーとしてとても大事。
それは分かっている。
人格形成に家族の中での関わり方が、
将来的に大きく影響することは、
知識的にも自分の体験からも知っている。

だから、家族を作りたい!
子供がほしい!
子供を育てたい!
という方には、ぜひ結婚をしてもらいたいし、
家族を作ってもらいたいし、
“家族”というチームを築くことで、
子供たちを守って欲しいとは思う。

そして今回は、
そことは別軸の話しで・・・

人は役割にハマってしまうと、
所有したような気分、
所有されているような気分に
なったりする…人もいる。

例えば、妻であったら、
夫を自分の所有物として扱う人って…いない?
「うちの夫なんてさぁ〜使い物になんないのよー」とか。

例えば、彼女ができたら、
その彼女を自分の所有物として接する人って…いない?
「俺のアイツがさー…」と、“俺のアイツ”呼ばわり。

これね、結構いると思うのよ。
てか、はるか昔、アタシだってそうだった。

この〈関係性=所有〉になっていることについて、
今回は語りたいのであーる。

所有関係は分離と支配を生む

この〈関係性=所有〉という感覚を持っちゃってる人。
自分では、なかなか気づかないんだけど、
要注意ね!

相手を自分のものだと思っちゃうから、
イライラしたり、悲しくなったり、
寂しくなったり、落ち込んだりするわけ。

例えばよ…?
彼氏が出来ました♪
いつでも一緒よ〜私たち♡
アナタは私のものよ〜♡
私もアナタのものよ〜♡
だから、今日の予定教えてね〜♡
誰と会っているか、知って当然だわ〜♡
だって、私はアナタの彼女だから♪

で、彼氏が今日の予定を教えてくれなかったり、
他の女性と会っていたりしたりすると、
めっちゃ怒ったり、悲しんだり、
落ち込んだり、発狂したりするわけ。

いやいやいやいや…
彼は別にアンタのもんじゃねーし!

そこに「彼は私のもの」という
所有したい考えがあるから、
思い通りにならなかった時に、
激しく感情が揺さぶられる。

彼には彼の時間があって。
彼には彼の大切な繋がりやご縁があって。
彼には彼の夢や将来があって。
彼には彼の幸せや喜びがあって。
彼には彼の選択があるから。

相手を所有しようとすることが、
支配しようとするエネルギーとなり、
結果的に分離を生んでしまう。
そして、相手を所有・支配しようとすることで、
自分自身の可能性からも、
自分を分離してしまうことになりかねないのだ。

彼氏がいるから、
他の人との繋がりは切るわ〜♪

なんて、今の時代にいるかわからないけど、
それが“一途”だと思っていたら…
ソレ、間違ってるからね!

“所有”の概念がないと…?

この“所有”の概念がなくなったら、
人間関係はどうなるか。
まさに…

自由

でしかない。

私が誰と一緒にいようと。
私が誰と一緒の時間を過ごそうと。
私が誰と一緒の空間にいようと。
その都度、心地のいいと思える人と、
一緒にいることを選択すればいい。

誰に支配されるわけでもなく。
誰に断りをいれるわけでもなく。
誰に管理・監視されるわけでもなく。
その瞬時に、一緒にいたい人を選べばいい。

自分に自由を許していると、
相手の自由も許せるようになる。
自由を許し合う関係というのは、
とーっても心地のよいもの。

だからね、彼氏・彼女という枠もいらない。
夫・妻という枠もいらない。
枠組み・役割なんて、どうでもいい。
だって、その瞬間にその人と居たいんだもん。
そして、相手は自分のものじゃないもん。
お互いの時間が合った時、
お互いが惹かれ合った時、
関係性という枠を取っ払って、
ただ一緒にいる…それでいいんじゃないかってこと。
そんな〈自由関係〉を築いていこうと思う。

“所有”を手放せるようになるには?

“所有”を手放せるようになるには、
〈信頼〉しかないのだ。

自分への信頼。
そして相手や世界に対する信頼。

人は不安になるから、所有したくなる。
不安がなくなる=信頼できれば、
安心できるし、失うことへの恐れも減っていく。
失うことに恐れがあるから、
相手を離さないように「彼氏・彼女」という
役割を持つことで、お互いを囲ってしまおうとする。
役割が枠組みであり、そこに不自由さが生じる。

失うことを怖れている人、怯えている人ほど、
物を所有したり、お金を所有したり、
人にしがみついたり、
人を支配しようとしたりする。

けどね・・・
失うもナニも、
そもそも自分のもんじゃないから!

そして、分離が生まれるということは、
そこには対立も生まれやすいってことだ。
もう、そういう時代が終わっていくということを、
物質界からは見て取れる。

より人は所有を手放して自由になり、
身軽になり、
多様性を受け容れてシェアして、
個を生きる時代へとシフトチェンジする。

アタシもその時代を謳歌するため、
所有の関係を手放し、
自由を生きることにした。
ここまで来るのに、時間かかったー!

この考えを理解した上で繋がれる人というのは、
今はまだごく一部だけど、通じる人には通じる。
そんな中で〈自由関係〉を、
理解ある人と楽しんでいければと思う、
今日この頃。

Written by まついゆか

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まつい ゆか綴|Blogここ1〜2ヶ月ほどだったか。“所有する”ということに対して、疑問を抱くようになり、最近、“所有”に対する自分の考えを、人に話すようになった。ずっと記事に書こうと思っていたけれど、これを書いてしまうと… この人…変。 と、理解されないことも多いと思ったし、誤解されてしまうこともあるかと思ったので躊躇をしていたんだけれども… ちょうど、アタシの師匠である明美ちゃんも、偶然にも同じことを話していたので、おそらく集合意識であり、同じような感覚を持っている人がいるような気がして。 だから書いておきたくて仕方がなかったので、ドキドキしながらも、アウトプットしてみようと思う! 物質はシェアの時代 もう気づいている人も多いでしょう。物質がどんどんと“シェア”されている時代に突入したということを。 カーシェアリング、シェアサイクリングシェアオフィス、シェアハウス…最近見たものだとシェア傘とかもね。洋服だってスタイリストが選んでくれた服が送られてきて、貸してもらえるし。結婚式のドレスなんかも、私ももう5年くらいは専門店で借りている。 物を所有することに対する概念が、大きく変わりつつあるのが、ここ数年のこと。“共有する”という概念が、物質界に入ってきているわけだ。 人間関係で起こる“所有”の感覚 ここからは賛否両論ある話しで。人によっては、批判をしたくなる人もいると思う。…ということを前置きした上で。私の個人的意見として、あえて書きます! 離婚率が増加傾向にあり、不倫も、もはや特別なものでなくなってきた今。ここで浮上する疑問が、 んじゃー“婚姻制度”って…ナニよ? という素朴な「?」が、私の中に湧いてきた。 家族を形成するためには、一つのコミュニティーとしてとても大事。それは分かっている。人格形成に家族の中での関わり方が、将来的に大きく影響することは、知識的にも自分の体験からも知っている。 だから、家族を作りたい!子供がほしい!子供を育てたい!という方には、ぜひ結婚をしてもらいたいし、家族を作ってもらいたいし、“家族”というチームを築くことで、子供たちを守って欲しいとは思う。 そして今回は、そことは別軸の話しで・・・ 人は役割にハマってしまうと、所有したような気分、所有されているような気分になったりする…人もいる。 例えば、妻であったら、夫を自分の所有物として扱う人って…いない?「うちの夫なんてさぁ〜使い物になんないのよー」とか。 例えば、彼女ができたら、その彼女を自分の所有物として接する人って…いない?「俺のアイツがさー…」と、“俺のアイツ”呼ばわり。 これね、結構いると思うのよ。てか、はるか昔、アタシだってそうだった。 この〈関係性=所有〉になっていることについて、今回は語りたいのであーる。 所有関係は分離と支配を生む この〈関係性=所有〉という感覚を持っちゃってる人。自分では、なかなか気づかないんだけど、要注意ね! 相手を自分のものだと思っちゃうから、イライラしたり、悲しくなったり、寂しくなったり、落ち込んだりするわけ。 例えばよ…?彼氏が出来ました♪いつでも一緒よ〜私たち♡アナタは私のものよ〜♡私もアナタのものよ〜♡だから、今日の予定教えてね〜♡誰と会っているか、知って当然だわ〜♡だって、私はアナタの彼女だから♪ で、彼氏が今日の予定を教えてくれなかったり、他の女性と会っていたりしたりすると、めっちゃ怒ったり、悲しんだり、落ち込んだり、発狂したりするわけ。 いやいやいやいや…彼は別にアンタのもんじゃねーし! そこに「彼は私のもの」という所有したい考えがあるから、思い通りにならなかった時に、激しく感情が揺さぶられる。 彼には彼の時間があって。彼には彼の大切な繋がりやご縁があって。彼には彼の夢や将来があって。彼には彼の幸せや喜びがあって。彼には彼の選択があるから。 相手を所有しようとすることが、支配しようとするエネルギーとなり、結果的に分離を生んでしまう。そして、相手を所有・支配しようとすることで、自分自身の可能性からも、自分を分離してしまうことになりかねないのだ。 彼氏がいるから、他の人との繋がりは切るわ〜♪ なんて、今の時代にいるかわからないけど、それが“一途”だと思っていたら…ソレ、間違ってるからね! “所有”の概念がないと…? この“所有”の概念がなくなったら、人間関係はどうなるか。まさに… 自由 でしかない。 私が誰と一緒にいようと。私が誰と一緒の時間を過ごそうと。私が誰と一緒の空間にいようと。その都度、心地のいいと思える人と、一緒にいることを選択すればいい。 誰に支配されるわけでもなく。誰に断りをいれるわけでもなく。誰に管理・監視されるわけでもなく。その瞬時に、一緒にいたい人を選べばいい。 自分に自由を許していると、相手の自由も許せるようになる。自由を許し合う関係というのは、とーっても心地のよいもの。 だからね、彼氏・彼女という枠もいらない。夫・妻という枠もいらない。枠組み・役割なんて、どうでもいい。だって、その瞬間にその人と居たいんだもん。そして、相手は自分のものじゃないもん。お互いの時間が合った時、お互いが惹かれ合った時、関係性という枠を取っ払って、ただ一緒にいる…それでいいんじゃないかってこと。そんな〈自由関係〉を築いていこうと思う。 “所有”を手放せるようになるには? “所有”を手放せるようになるには、〈信頼〉しかないのだ。 自分への信頼。そして相手や世界に対する信頼。 人は不安になるから、所有したくなる。不安がなくなる=信頼できれば、安心できるし、失うことへの恐れも減っていく。失うことに恐れがあるから、相手を離さないように「彼氏・彼女」という役割を持つことで、お互いを囲ってしまおうとする。役割が枠組みであり、そこに不自由さが生じる。 失うことを怖れている人、怯えている人ほど、物を所有したり、お金を所有したり、人にしがみついたり、人を支配しようとしたりする。 けどね・・・失うもナニも、そもそも自分のもんじゃないから! そして、分離が生まれるということは、そこには対立も生まれやすいってことだ。もう、そういう時代が終わっていくということを、物質界からは見て取れる。 より人は所有を手放して自由になり、身軽になり、多様性を受け容れてシェアして、個を生きる時代へとシフトチェンジする。 アタシもその時代を謳歌するため、所有の関係を手放し、自由を生きることにした。ここまで来るのに、時間かかったー! この考えを理解した上で繋がれる人というのは、今はまだごく一部だけど、通じる人には通じる。そんな中で〈自由関係〉を、理解ある人と楽しんでいければと思う、今日この頃。 Written by まついゆか心の対話ファシリテーター|企業研修講師|実現プロデューサー まついゆか 公式ブログ