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なんとな〜く…“ケンカ”って、あまりよくないイメージを持っている人も多いと思う。

日本人は元々国民性として、“調和”を重んじる精神があるし。対立や闘争といったことは遺伝子的にも肌に合わない。
それに、なによりも“ケンカ”をすると、やはり気分としてはよろしくない。苛立ったり、落ち込んだり、疲れたり、悲しかったり、後味悪かったり…いわゆる〈ネガティブな感情〉が出てくるし、とても多くのエネルギーを消費する。
だから“ケンカ”って、あまりよくないイメージを持ちやすい。

また、たいてい子どもの頃の教育では、「みんなと仲良くしなきゃダメよ!」と言われてきたり、「人を嫌いになっちゃダメ」とか、「ケンカしないように仲良くするのよ!」とかって、誰もが親から一度は言われてきてるんじゃないかって思うの。これも、親自身が“ケンカ”に対して、良いイメージを持ってないからだよね。だから、禁止しようとする。

こうして私たちは子どもの頃に、表面的な“仲良しこよし”をやってきたわけだから、どうやって嫌いな相手・苦手な相手・意見の違う相手と付き合っていいものか…本当の術を知らない。どうやったら繋がるのか、繋がり直せるのか、知らないのである。

「ダイバーシティ」っていう言葉だけが先走っちゃって、「価値観の多様化を受け容れていくのだー!」って言ったところで、価値観の違う相手と、んじゃーどうやって理解しあっていくのよ??…という話になるわけ。だってやったことないんだもの、やり方なんて知らないのよ。

だから、価値観の相違が起こったときに、怒りをぶちまけて派手にケンカしちゃったり、

相手を完全に無視をして自分の世界から見えないようにする‥という、

どちらか2択をついついやりがち。
今日はそんな“ケンカ”が起こった時、【関係の深め方】について、シリーズ化してお伝えしていくよ!

シリーズ① “ケンカ”が勃発するワケ

シリーズ①は【“ケンカ”というのは、そもそもなぜ起こるのか?】ってことについて!

“ケンカ”というのは、ズバリ!

〈それぞれの正しさを主張しあった対立〉

なんだよね。

Aさんが言ったことに対して、Bさんが「そうだね。」と受け容れたら、別にケンカにはならないわけ。
Aさんが言ったことに対して、Bさんが

「いや、君の言っていることは間違っている!!正しくは◯◯である!」

…と否定するから、ケンカになる。
要するに、相手の正しさと自分の正しさのぶつかり合いってことね。

【私が正しい】ということを証明することによって、本人の中で得られる

“なにか”

が、そこには存在している。だからこそ、必死になって自分の正しさを主張し、且つ相手を負かそうとしたり、飲み込もうとしたり、言いなりにさせようとしたり‥なんてことが態度となって現れるのだ。

んじゃ、なぜ人は正しさを主張したいのか?
その“なにか”って何??というと…

人によってまちまちなんだけれども、代表的なもので言うと
「認められたい」
「愛されたい」
「信じて欲しい」
「優位に立ちたい」(=勝ち負けの世界)
とか…いろいろと、その人なりの隠れた理由があるわけ。

自分の〈正しさ〉を証明することによって、
「私は認められた」
「私は愛された」
「私は信頼される」
「私がエライ(勝った)」
ということを、得ようとしている。それを得ることで、心の安定が図れるのだ。
嗚呼、なんとも人は健気で繊細…


先ほど、「相手を否定すると“ケンカ”になる」って言ったけど、否定するってことは「受け容れ難い」ということ。受け容れ難いということは、相手の意見を認めてしまったら、自分の中の“なにか”が脅かされる怖さが無意識にある。

その怖さっつーのが、
・認められないかもしれない
・愛されないかもしれない
・信頼されないかもしれない
・負けるかもしれない
…それを味わうくらいなら、戦ってでも守ろうって思うっちゃうのよね。

けれども戦ってみた結果、認められない、愛されない、信頼されない、敗北感‥ということを現実として味わっていたり、自分の意見が通ったり採用されたりすると、一瞬は優越感を味わうけれども、同時にどこか虚しさを感じる。

Why???

まとめ

このように、“ケンカ”が勃発する背景には、お互いのさまざまな感情が絡み合っているわけだ。おさらいするよ!

①コミュニケーションの中で、聞き捨てならない意見・価値観をキャッチ!
②自分の奥底で渦巻く“なにか”が騒ぎ出す
③相手の異なる意見・価値観を受け容れられないと判断
④反発、抵抗、拒否、否定、非難をする=ケンカを吹っかける
⑤それに対して相手も反応を示す‥大なり小なり“ケンカ”(対立)が起こる
⑥虚無感、疲弊感、空虚感など味わう
⑦離別、距離が遠くなる、繋がりが切れる

こんなステップを瞬時に踏んでいるわけですよ。
“ケンカ”が勃発するワケ、わかったかしら??

さぁ、今回から小出しスタイルにしちゃいます♡
次回のシリーズ②は【“ケンカ”の表現方法】についてだよ。お楽しみに♪

Written by まついゆか

ケンカや対立に悩んだら…
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“ケンカ”(対立)こそが関係を深める!シリーズ① 〜ケンカが勃発するワケ〜https://yuka8.com/wp-content/uploads/2019/02/948850-1024x730.jpghttps://yuka8.com/wp-content/uploads/2019/02/948850-150x150.jpgまつい ゆか心|Mind結|Relationshipなんとな〜く…“ケンカ”って、あまりよくないイメージを持っている人も多いと思う。 日本人は元々国民性として、“調和”を重んじる精神があるし。対立や闘争といったことは遺伝子的にも肌に合わない。それに、なによりも“ケンカ”をすると、やはり気分としてはよろしくない。苛立ったり、落ち込んだり、疲れたり、悲しかったり、後味悪かったり…いわゆる〈ネガティブな感情〉が出てくるし、とても多くのエネルギーを消費する。だから“ケンカ”って、あまりよくないイメージを持ちやすい。 また、たいてい子どもの頃の教育では、「みんなと仲良くしなきゃダメよ!」と言われてきたり、「人を嫌いになっちゃダメ」とか、「ケンカしないように仲良くするのよ!」とかって、誰もが親から一度は言われてきてるんじゃないかって思うの。これも、親自身が“ケンカ”に対して、良いイメージを持ってないからだよね。だから、禁止しようとする。 こうして私たちは子どもの頃に、表面的な“仲良しこよし”をやってきたわけだから、どうやって嫌いな相手・苦手な相手・意見の違う相手と付き合っていいものか…本当の術を知らない。どうやったら繋がるのか、繋がり直せるのか、知らないのである。 「ダイバーシティ」っていう言葉だけが先走っちゃって、「価値観の多様化を受け容れていくのだー!」って言ったところで、価値観の違う相手と、んじゃーどうやって理解しあっていくのよ??…という話になるわけ。だってやったことないんだもの、やり方なんて知らないのよ。 だから、価値観の相違が起こったときに、怒りをぶちまけて派手にケンカしちゃったり、 相手を完全に無視をして自分の世界から見えないようにする‥という、 どちらか2択をついついやりがち。 今日はそんな“ケンカ”が起こった時、【関係の深め方】について、シリーズ化してお伝えしていくよ! シリーズ① “ケンカ”が勃発するワケ シリーズ①は【“ケンカ”というのは、そもそもなぜ起こるのか?】ってことについて! “ケンカ”というのは、ズバリ! 〈それぞれの正しさを主張しあった対立〉 なんだよね。 Aさんが言ったことに対して、Bさんが「そうだね。」と受け容れたら、別にケンカにはならないわけ。Aさんが言ったことに対して、Bさんが 「いや、君の言っていることは間違っている!!正しくは◯◯である!」 …と否定するから、ケンカになる。要するに、相手の正しさと自分の正しさのぶつかり合いってことね。 【私が正しい】ということを証明することによって、本人の中で得られる “なにか” が、そこには存在している。だからこそ、必死になって自分の正しさを主張し、且つ相手を負かそうとしたり、飲み込もうとしたり、言いなりにさせようとしたり‥なんてことが態度となって現れるのだ。 んじゃ、なぜ人は正しさを主張したいのか?その“なにか”って何??というと… 人によってまちまちなんだけれども、代表的なもので言うと「認められたい」「愛されたい」「信じて欲しい」「優位に立ちたい」(=勝ち負けの世界)とか…いろいろと、その人なりの隠れた理由があるわけ。 自分の〈正しさ〉を証明することによって、「私は認められた」「私は愛された」「私は信頼される」「私がエライ(勝った)」ということを、得ようとしている。それを得ることで、心の安定が図れるのだ。嗚呼、なんとも人は健気で繊細… 先ほど、「相手を否定すると“ケンカ”になる」って言ったけど、否定するってことは「受け容れ難い」ということ。受け容れ難いということは、相手の意見を認めてしまったら、自分の中の“なにか”が脅かされる怖さが無意識にある。 その怖さっつーのが、・認められないかもしれない・愛されないかもしれない・信頼されないかもしれない・負けるかもしれない…それを味わうくらいなら、戦ってでも守ろうって思うっちゃうのよね。 けれども戦ってみた結果、認められない、愛されない、信頼されない、敗北感‥ということを現実として味わっていたり、自分の意見が通ったり採用されたりすると、一瞬は優越感を味わうけれども、同時にどこか虚しさを感じる。 Why??? まとめ このように、“ケンカ”が勃発する背景には、お互いのさまざまな感情が絡み合っているわけだ。おさらいするよ! ①コミュニケーションの中で、聞き捨てならない意見・価値観をキャッチ!②自分の奥底で渦巻く“なにか”が騒ぎ出す③相手の異なる意見・価値観を受け容れられないと判断④反発、抵抗、拒否、否定、非難をする=ケンカを吹っかける⑤それに対して相手も反応を示す‥大なり小なり“ケンカ”(対立)が起こる⑥虚無感、疲弊感、空虚感など味わう⑦離別、距離が遠くなる、繋がりが切れる こんなステップを瞬時に踏んでいるわけですよ。“ケンカ”が勃発するワケ、わかったかしら?? さぁ、今回から小出しスタイルにしちゃいます♡次回のシリーズ②は【“ケンカ”の表現方法】についてだよ。お楽しみに♪ Written by まついゆか ケンカや対立に悩んだら…個人セッションでまずは自分の中の〈正しさ〉発見をしてみましょう〜☆ ♡個人セッション申込♡心の対話ファシリテーター|企業研修講師|実現プロデューサー まついゆか 公式ブログ