家族のじかん
新年があけて、早4日。あっという間に月日は流れてゆくものですね。楽しいとなおさら!!
今年のお正月は、父方の実家へ行ってきました。私の両親は約18年ほど前に離婚をし、それ以来父親とは疎遠になっていましたが、昨年の秋に父との再会を果たし、今年のお正月を共に過ごすほどに関係性を取り戻しました。
弟と振り返る“家族のじかん”
父親の実家は名古屋市です。子どもの頃から、名古屋への帰省は父が運転をする車で向かっていました。今年のお正月、父と共に過ごす名古屋での時間。1泊2日という限られた短い時間ですが、“家族のじかん”を噛み締めようと楽しみにしていました。
私の現在の住まいは横浜市。弟は八王子市に住んでいます。1月1日の朝、海老名駅で弟家族と合流し、弟の車で名古屋へと向かいます。父は大晦日から先に行っているため、現地で集合となっていました。
名古屋までの道のりは約3〜4時間。運転する弟と助手席の私。私たち姉弟は、昔からとても仲良く(小さい頃は喧嘩したけど)、お互いにいろんなことを相談し合う仲です。名古屋までの道のりは、弟とのこれまでの人生の振り返りの時間となりました。
子どもの頃、名古屋まで向かう時は、いつもワクワクして楽しかったという話し。親戚が集まって、いろんな遊びをした話しなどに二人で盛りあがる車内。
おもしろいことに私は全然覚えていない話しを、弟が鮮明に覚えていたりして(笑)
弟:「帰り道にココに寄って、友香がすげー駄々こねて買ってもらった定規なのに、何日間か使ったらもういらないって言うから、俺がもらったんだよ。覚えてる? でも、その定規に“友香”って名前が書いてあって、恥ずかしいからマジックで消して使ってたよ。」(※弟は私のことを呼び捨てにします)
私:「全く覚えてない…てか、そもそも女性もの定規だから、私の名前が書いてある以前に恥ずかしくない??」
弟:「いや、俺、そういうの全然平気だから。」
といったような、会話が永遠と続く…。
なんておもしろいんだろう。私から写っていた家族に対する見え方と、弟から写っていた家族に対する見え方がまるで違うものでした。
私は弟のことを、いつもワガママで暴れていたように思っていたけど…実はワガママなのは私だった?? なんて思えたり(笑)いつも家族のバランスを取るように私が頑張っていたつもりだけど…実は弟も私のカバーをしてくれていた?? なんて思えたり。。話しを聞けば聞くほど、「えーーー!そんなことあった?」とか、「えーーー!そんな風に思ってたの??感じてたの??」とか、幼少期の頃の話しをお互いにシェアすることが、とても面白かったのです。
そんな話で盛り上がっていたら、あっという間に名古屋に到着しました。
父・叔母と過ごす“家族のじかん”
父の実家には、父のお姉さん(叔母さん)が今は一人で暮らしています。周囲の住宅は新築が立ち並び景色が変わっていましたが、その中に古びたお家がポツリ。周囲は変わっても、外観が変わっていない父の実家は小ぢんまりと在りました。
到着早々にお出迎えしてくれる叔母さん。叔母さんに続いて、パジャマ姿の父が出てきました。今回はさすがにゼブラジャケットじゃないけれど、上下赤のスウェット。。。またしても「それ、どこで買ったの?」と聞きたいところですが…そこはやめておきました😅
父のゼブラジャケット記事は ★コチラ★から
この叔母さん…また、キャラが強い(笑)チャキチャキしていて、悪気は一切なく物事をハッキリと言う。段取り上手でテキパキと仕切る、まさに姐御肌な人なんです。叔母さんの濃ゆいキャラ、そして父の派手なキャラ…「この家系の血筋はそういうものなんだな‥」と若干諦めつつも(笑)、この家系に生まれたことの意味も考えてみようと、ちょっと思ったり。。そして、明らかに自分もこの血を引いているんだ…と改めて実感したり。間違いなく、私ここの家の子だわ…と思いました。
そして、初めて訪れる弟家族と叔母さんの新年ご挨拶&自己紹介タイム。弟家族は、奥さん・娘・息子×2名の合計5人家族。お年玉も用意してくれていて、お正月らしい時間でした。
子どもの頃、私たちもよくやってたな。親戚に会う度に、正座して「あけましておめでとうございます」とご挨拶をして、お年玉をもらうという流れ。大事だよね、こういう仕来りって。弟の子どもたちを、父・叔母に会わせるということは、“家族のつながり”をきちんと記憶させる&伝えるためにも、重要なことだなぁ‥と、心理学をやっているからこそ感じることも多くありました。
先祖・祖母と過ごす“家族のじかん”
今回の帰省の大きな目的は、祖母に会うことでした。そして、お墓参りにも全然行けていなかったので、私のオーダーでお墓参りの時間も作ってもらいました。
先にお墓参りへと足を運びます。お墓に来たのも何年ぶりだろう…軽く20年以上は経っているかな。突然ひ孫が3人も来たから、お墓で眠るおじいちゃんも驚いているんだろうなぁ。これまた弟の子どもたちを、おじいちゃんに会わせることが出来てよかった。子どもたちにも、お墓の存在を知ってもらえてよかった。
そしてお墓参りの後は、祖母のいる介護施設へと向かいました。病院と一体になっている施設は、まだ新しくキレイな施設。久しぶりにおばあちゃんとのご対面です。
祖母は92歳。もう話すことが出来ないということは、叔母さんからの事前情報で知っていました。私が以前、出張の際に立ち寄ったのがたしか5年くらい前。その頃はまだ自宅にいたけれどボケはじめていたので、私のことをうっすらとしか認識していませんでした。
眠っていたおばあちゃんのベッドを起こす叔母さん。耳元で声を掛けます。
「ほら、おばあさん。息子と孫が、関東から来たよ。ひ孫も一緒に連れてきたよ。」と。するとその瞬間、おばあちゃんがニコッと嬉しそうに笑ったのです♡ 私はその笑顔がとても嬉しくて、目頭が熱くなりました。
もう話せないけれど、おばあちゃんは目で一人ひとりの顔をジーッと見ながら、かすかに頷き、そして微笑みました。言葉にはならないけれど、その眼差しと頷きだけで、何を言おうとしているのか十分に伝わってきます。
おばあちゃんの瞳は、ブルーと薄い茶色で外人のような、お人形のようなキレイな瞳でした。これまでに、こんなにマジマジとおばあちゃんの瞳を見たことなかったな。とても美しすぎて、惹き込まれました。「私はこの瞳を一生忘れないな」‥と感じたひととき。言葉にはならない、充足感で胸がいっぱいになりました。今生で命あるうちに、目を合わせられるうちに、本当会えてよかった。会いに来てよかった。
父と過ごす“家族のじかん”
メインの行事を終え、ここからは家族水入らずで過ごす時間。全員で近くのスーパー銭湯へ行き、ゆっくりお風呂に入って食事。
私はクリスマス前くらいからお酒をやめているのですが、(その理由をブログで書くと言ってから…まだ書けていないけど)今日だけは特別。
だって、お父さんに「友香さん、ビール飲もうか?」と言われたら、飲まないわけにいかないよねー(笑)これまでも父とお酒を飲むなんてしたことないし、この先もどのくらい一緒に飲めるかなんてわからないもの。食事は何度かしているけれど、いつも車で集合しているので、お酒を一緒に飲んだことないんです。ここは外せない!!
きゃー!!ビールと味噌カツだなんて‥なんというカロリー😱😱😱
知ってるわよ、知ってるわよ!! こんなにカロリー摂取したらいけないことぐらい、知ってるわよー!!
けどね…特別なお正月だから♡ 父と過ごすお正月だから♡ 名古屋だから。
(はい、言い訳です…)
父の原家族に触れる“家族のじかん”
食事からは叔母さんも合流し、いろいろと思い出話に花を咲かせました。その中で兄弟関係のことや、親子関係のことなど、父の原家族(元々の家族のことを“原家族”と言います)についていろいろな話しを、私たちがこの年齢にまでなったからこそ…ということで、話してくれました。
叔母さんも私みたいに、思春期の頃に家族を見ながら「私は絶対結婚しない!」と誓ったことがあったそうです。どっかで聞いたことがあるような話しww
そんな叔母さんは晩婚で、娘さんを一人授かりましたが、離婚されて今は独身生活を謳歌しています。やっぱり無意識の決意・誓いというのは、現実を創るんだなぁ…と思った瞬間でした。
祖父が亡くなった時、父が泣いていた姿を私も弟も覚えています。弟ははじめて父親が泣く姿を見て、感じることが多くあったようです。そんな話しもしました。息子と父親との関係というのも、女性にはわからないものがあるんでしょうね。男同士ならではの。。 なんだか、「いいなぁ」って普通に思いました。
こうして、父と弟が話している姿を、弟の子どもたちに見せるということも、とても大切なことだと感じました。やはり“家族のつながり”というのは、その場(空気)で感じるものであり、言葉だけではない姿で見せるものなんだと思います。
名古屋で過ごす“家族のじかん”
初日はたっぷりと家族のじかんを満喫し、翌日は名古屋観光をすることにしました。弟家族にとっては、初の名古屋訪問。弟は「いろんなものを、子どもたちに見せてあげたい!」と熱くなっており、父も一緒に観光へ出かけました。
運転する弟、助手席に座る父。後部座席から二人の姿を眺める私。一年前、半年前には想像もしなかった光景が、今目の前にあることをジンワリと感じながらの名古屋観光。テレビ塔→名駅ナナちゃん→名古屋城というコースで回りました。
観光自体はどこへ行ってもさほど変わらないと思います。やはり大切なのは【誰と過ごすか】なんですね。誰と過ごすかによって、その時間・空間がプライスレスになる。そこに価値があるんだな‥と、つくづく感じます。
長い間会っていなくても、久しぶりに会えば自然と心地の良い距離ができ。お互いに気を遣う優しさができ。そして、たまに「イラッ」とすることも出来る。
やっと分かった!家族だから「イラッ」と出来るんだね!! その「イラッ」とするポイントも昔から変わってなくて。懐かしい感じがしました。
マイペースな父と弟。二人で出掛けると、全然帰ってこない!!そのことに腹を立てる母と私。そうそう、うちの家族って、そんな感じだったわ!と思いながら、久しぶりに男2人のマイペースっぷりに「イラッ」とさせられる。と、同時に嬉しくもなりました。
“つなげる”役割
2日目の名古屋観光に始まった時間は、あっという間に過ぎ。ランチでは叔母さんの娘、従姉妹も合流して楽しい時間を過ごせました。
帰りは父も一緒に関東へと戻り、帰り際に弟が昨年購入したマイホームも見ることができて満足気。すっかり孫たちとも仲良くなり、父はとても嬉しそう。寂しかったんだろうな‥ずっと。
帰り際にポロッと父が言いました。「別に私は離婚したかったわけじゃなかった」と。今は再婚していて、現在の奥さんと二人暮らしだけれども、父にとっての子供は私たち2人。私たち姉弟も父のことを疎遠として切り離し、同時に父もこの世にたった2人しかいない子どものことを疎遠として切り離さざるを得なかったわけで。いろんな事情があるにせよ〈家族の断絶〉というものは、やっぱり切ない。
このまま放置していれば、おばあちゃんが生きている間に再会できなかっただろうし、それこそ父が生きている間に再会できなかったのかもしれない。「どこかで元気にやっててくれればいいな」ということで片付けていたら、私の中の空虚感・つながりの欠如感は、一生残り続けたままだったと思う。
今回、弟に「友香、つなげてくれてありがとうね。」と言われた。私自身が父との繋がり直しをしたいと思って行動に出たことだけれども、弟にとっても、また弟家族にとっても、とても大切な機会になったな‥と思えました。
そう思うと、私はやはり家族の中の“つなげる役割”だったのは、今も昔も変わらなかったんだな‥とも改めて感じ、だから“つなげる”ことを仕事にしていきたいんだな‥ということも実感しました。
家族っていいなぁ〜😊 ずっと、どこかに置き去りにしていた“家族のじかん”を取り戻し、同時に“つながり直し”をしたことで、自分自身を取り戻したように感じます。この感覚を、自分の身体・細胞にきちんと覚えさせて、この安心感と世界に対する信頼感を持って、今年はアウトプットに臨みたいと思います。
Written by まついゆか
家族との“つながり直し”を、心の面からサポートします↓
◆───-- - – お知らせ – - – --───◆
2019年1月14日(月・祝)13:00〜15:00 @横浜桜木町
Happyなにんげん関係づくりのための Circle tea time
Happyなにんげん関係をつくるために、
美味しいお菓子とお茶を嗜みながらお話ししていくお茶会です。
人間関係における悩み、不安、気になることなど‥
自分の体験や経験を話しながら、感情や思考の整理・循環をお手伝いをする場です。
「話すこと」で「放すこと」へつながっていくことを、ご実感いただけます。
■詳細
日時:2019年1月14日(月・祝)13:00〜15:00
場所:桜木町駅より徒歩4〜6分(お申込後、詳細お知らせします)
参加費:¥1,000(当日会場でお支払いお願いします)
※ご友人お一人連れにつき¥100ずつ割引いたします
(例:本人+友人2名の場合、お一人¥1,000→¥800になります)
https://yuka8.com/blog/family-time家族のじかん綴|Blog新年があけて、早4日。あっという間に月日は流れてゆくものですね。楽しいとなおさら!! 今年のお正月は、父方の実家へ行ってきました。私の両親は約18年ほど前に離婚をし、それ以来父親とは疎遠になっていましたが、昨年の秋に父との再会を果たし、今年のお正月を共に過ごすほどに関係性を取り戻しました。 弟と振り返る“家族のじかん” 父親の実家は名古屋市です。子どもの頃から、名古屋への帰省は父が運転をする車で向かっていました。今年のお正月、父と共に過ごす名古屋での時間。1泊2日という限られた短い時間ですが、“家族のじかん”を噛み締めようと楽しみにしていました。 私の現在の住まいは横浜市。弟は八王子市に住んでいます。1月1日の朝、海老名駅で弟家族と合流し、弟の車で名古屋へと向かいます。父は大晦日から先に行っているため、現地で集合となっていました。名古屋までの道のりは約3〜4時間。運転する弟と助手席の私。私たち姉弟は、昔からとても仲良く(小さい頃は喧嘩したけど)、お互いにいろんなことを相談し合う仲です。名古屋までの道のりは、弟とのこれまでの人生の振り返りの時間となりました。 子どもの頃、名古屋まで向かう時は、いつもワクワクして楽しかったという話し。親戚が集まって、いろんな遊びをした話しなどに二人で盛りあがる車内。おもしろいことに私は全然覚えていない話しを、弟が鮮明に覚えていたりして(笑)弟:「帰り道にココに寄って、友香がすげー駄々こねて買ってもらった定規なのに、何日間か使ったらもういらないって言うから、俺がもらったんだよ。覚えてる? でも、その定規に“友香”って名前が書いてあって、恥ずかしいからマジックで消して使ってたよ。」(※弟は私のことを呼び捨てにします)私:「全く覚えてない…てか、そもそも女性もの定規だから、私の名前が書いてある以前に恥ずかしくない??」弟:「いや、俺、そういうの全然平気だから。」といったような、会話が永遠と続く…。 なんておもしろいんだろう。私から写っていた家族に対する見え方と、弟から写っていた家族に対する見え方がまるで違うものでした。 私は弟のことを、いつもワガママで暴れていたように思っていたけど…実はワガママなのは私だった?? なんて思えたり(笑)いつも家族のバランスを取るように私が頑張っていたつもりだけど…実は弟も私のカバーをしてくれていた?? なんて思えたり。。話しを聞けば聞くほど、「えーーー!そんなことあった?」とか、「えーーー!そんな風に思ってたの??感じてたの??」とか、幼少期の頃の話しをお互いにシェアすることが、とても面白かったのです。そんな話で盛り上がっていたら、あっという間に名古屋に到着しました。 父・叔母と過ごす“家族のじかん” 父の実家には、父のお姉さん(叔母さん)が今は一人で暮らしています。周囲の住宅は新築が立ち並び景色が変わっていましたが、その中に古びたお家がポツリ。周囲は変わっても、外観が変わっていない父の実家は小ぢんまりと在りました。 到着早々にお出迎えしてくれる叔母さん。叔母さんに続いて、パジャマ姿の父が出てきました。今回はさすがにゼブラジャケットじゃないけれど、上下赤のスウェット。。。またしても「それ、どこで買ったの?」と聞きたいところですが…そこはやめておきました😅 父のゼブラジャケット記事は ★コチラ★から この叔母さん…また、キャラが強い(笑)チャキチャキしていて、悪気は一切なく物事をハッキリと言う。段取り上手でテキパキと仕切る、まさに姐御肌な人なんです。叔母さんの濃ゆいキャラ、そして父の派手なキャラ…「この家系の血筋はそういうものなんだな‥」と若干諦めつつも(笑)、この家系に生まれたことの意味も考えてみようと、ちょっと思ったり。。そして、明らかに自分もこの血を引いているんだ…と改めて実感したり。間違いなく、私ここの家の子だわ…と思いました。 そして、初めて訪れる弟家族と叔母さんの新年ご挨拶&自己紹介タイム。弟家族は、奥さん・娘・息子×2名の合計5人家族。お年玉も用意してくれていて、お正月らしい時間でした。子どもの頃、私たちもよくやってたな。親戚に会う度に、正座して「あけましておめでとうございます」とご挨拶をして、お年玉をもらうという流れ。大事だよね、こういう仕来りって。弟の子どもたちを、父・叔母に会わせるということは、“家族のつながり”をきちんと記憶させる&伝えるためにも、重要なことだなぁ‥と、心理学をやっているからこそ感じることも多くありました。 先祖・祖母と過ごす“家族のじかん” 今回の帰省の大きな目的は、祖母に会うことでした。そして、お墓参りにも全然行けていなかったので、私のオーダーでお墓参りの時間も作ってもらいました。 先にお墓参りへと足を運びます。お墓に来たのも何年ぶりだろう…軽く20年以上は経っているかな。突然ひ孫が3人も来たから、お墓で眠るおじいちゃんも驚いているんだろうなぁ。これまた弟の子どもたちを、おじいちゃんに会わせることが出来てよかった。子どもたちにも、お墓の存在を知ってもらえてよかった。 そしてお墓参りの後は、祖母のいる介護施設へと向かいました。病院と一体になっている施設は、まだ新しくキレイな施設。久しぶりにおばあちゃんとのご対面です。 祖母は92歳。もう話すことが出来ないということは、叔母さんからの事前情報で知っていました。私が以前、出張の際に立ち寄ったのがたしか5年くらい前。その頃はまだ自宅にいたけれどボケはじめていたので、私のことをうっすらとしか認識していませんでした。 眠っていたおばあちゃんのベッドを起こす叔母さん。耳元で声を掛けます。「ほら、おばあさん。息子と孫が、関東から来たよ。ひ孫も一緒に連れてきたよ。」と。するとその瞬間、おばあちゃんがニコッと嬉しそうに笑ったのです♡ 私はその笑顔がとても嬉しくて、目頭が熱くなりました。 もう話せないけれど、おばあちゃんは目で一人ひとりの顔をジーッと見ながら、かすかに頷き、そして微笑みました。言葉にはならないけれど、その眼差しと頷きだけで、何を言おうとしているのか十分に伝わってきます。 おばあちゃんの瞳は、ブルーと薄い茶色で外人のような、お人形のようなキレイな瞳でした。これまでに、こんなにマジマジとおばあちゃんの瞳を見たことなかったな。とても美しすぎて、惹き込まれました。「私はこの瞳を一生忘れないな」‥と感じたひととき。言葉にはならない、充足感で胸がいっぱいになりました。今生で命あるうちに、目を合わせられるうちに、本当会えてよかった。会いに来てよかった。 父と過ごす“家族のじかん” メインの行事を終え、ここからは家族水入らずで過ごす時間。全員で近くのスーパー銭湯へ行き、ゆっくりお風呂に入って食事。 私はクリスマス前くらいからお酒をやめているのですが、(その理由をブログで書くと言ってから…まだ書けていないけど)今日だけは特別。だって、お父さんに「友香さん、ビール飲もうか?」と言われたら、飲まないわけにいかないよねー(笑)これまでも父とお酒を飲むなんてしたことないし、この先もどのくらい一緒に飲めるかなんてわからないもの。食事は何度かしているけれど、いつも車で集合しているので、お酒を一緒に飲んだことないんです。ここは外せない!! きゃー!!ビールと味噌カツだなんて‥なんというカロリー😱😱😱知ってるわよ、知ってるわよ!! こんなにカロリー摂取したらいけないことぐらい、知ってるわよー!!けどね…特別なお正月だから♡ 父と過ごすお正月だから♡ 名古屋だから。(はい、言い訳です…) 父の原家族に触れる“家族のじかん” 食事からは叔母さんも合流し、いろいろと思い出話に花を咲かせました。その中で兄弟関係のことや、親子関係のことなど、父の原家族(元々の家族のことを“原家族”と言います)についていろいろな話しを、私たちがこの年齢にまでなったからこそ…ということで、話してくれました。 叔母さんも私みたいに、思春期の頃に家族を見ながら「私は絶対結婚しない!」と誓ったことがあったそうです。どっかで聞いたことがあるような話しwwそんな叔母さんは晩婚で、娘さんを一人授かりましたが、離婚されて今は独身生活を謳歌しています。やっぱり無意識の決意・誓いというのは、現実を創るんだなぁ…と思った瞬間でした。 祖父が亡くなった時、父が泣いていた姿を私も弟も覚えています。弟ははじめて父親が泣く姿を見て、感じることが多くあったようです。そんな話しもしました。息子と父親との関係というのも、女性にはわからないものがあるんでしょうね。男同士ならではの。。 なんだか、「いいなぁ」って普通に思いました。 こうして、父と弟が話している姿を、弟の子どもたちに見せるということも、とても大切なことだと感じました。やはり“家族のつながり”というのは、その場(空気)で感じるものであり、言葉だけではない姿で見せるものなんだと思います。 名古屋で過ごす“家族のじかん” 初日はたっぷりと家族のじかんを満喫し、翌日は名古屋観光をすることにしました。弟家族にとっては、初の名古屋訪問。弟は「いろんなものを、子どもたちに見せてあげたい!」と熱くなっており、父も一緒に観光へ出かけました。 運転する弟、助手席に座る父。後部座席から二人の姿を眺める私。一年前、半年前には想像もしなかった光景が、今目の前にあることをジンワリと感じながらの名古屋観光。テレビ塔→名駅ナナちゃん→名古屋城というコースで回りました。 観光自体はどこへ行ってもさほど変わらないと思います。やはり大切なのは【誰と過ごすか】なんですね。誰と過ごすかによって、その時間・空間がプライスレスになる。そこに価値があるんだな‥と、つくづく感じます。 長い間会っていなくても、久しぶりに会えば自然と心地の良い距離ができ。お互いに気を遣う優しさができ。そして、たまに「イラッ」とすることも出来る。やっと分かった!家族だから「イラッ」と出来るんだね!! その「イラッ」とするポイントも昔から変わってなくて。懐かしい感じがしました。マイペースな父と弟。二人で出掛けると、全然帰ってこない!!そのことに腹を立てる母と私。そうそう、うちの家族って、そんな感じだったわ!と思いながら、久しぶりに男2人のマイペースっぷりに「イラッ」とさせられる。と、同時に嬉しくもなりました。 “つなげる”役割 2日目の名古屋観光に始まった時間は、あっという間に過ぎ。ランチでは叔母さんの娘、従姉妹も合流して楽しい時間を過ごせました。 帰りは父も一緒に関東へと戻り、帰り際に弟が昨年購入したマイホームも見ることができて満足気。すっかり孫たちとも仲良くなり、父はとても嬉しそう。寂しかったんだろうな‥ずっと。帰り際にポロッと父が言いました。「別に私は離婚したかったわけじゃなかった」と。今は再婚していて、現在の奥さんと二人暮らしだけれども、父にとっての子供は私たち2人。私たち姉弟も父のことを疎遠として切り離し、同時に父もこの世にたった2人しかいない子どものことを疎遠として切り離さざるを得なかったわけで。いろんな事情があるにせよ〈家族の断絶〉というものは、やっぱり切ない。 このまま放置していれば、おばあちゃんが生きている間に再会できなかっただろうし、それこそ父が生きている間に再会できなかったのかもしれない。「どこかで元気にやっててくれればいいな」ということで片付けていたら、私の中の空虚感・つながりの欠如感は、一生残り続けたままだったと思う。 今回、弟に「友香、つなげてくれてありがとうね。」と言われた。私自身が父との繋がり直しをしたいと思って行動に出たことだけれども、弟にとっても、また弟家族にとっても、とても大切な機会になったな‥と思えました。そう思うと、私はやはり家族の中の“つなげる役割”だったのは、今も昔も変わらなかったんだな‥とも改めて感じ、だから“つなげる”ことを仕事にしていきたいんだな‥ということも実感しました。 家族っていいなぁ〜😊 ずっと、どこかに置き去りにしていた“家族のじかん”を取り戻し、同時に“つながり直し”をしたことで、自分自身を取り戻したように感じます。この感覚を、自分の身体・細胞にきちんと覚えさせて、この安心感と世界に対する信頼感を持って、今年はアウトプットに臨みたいと思います。 Written by まついゆか 家族との“つながり直し”を、心の面からサポートします↓ ♡個人セッションお申込み♡ ◆───-- - – お知らせ – - – --───◆2019年1月14日(月・祝)13:00〜15:00 @横浜桜木町Happyなにんげん関係づくりのための Circle tea timeHappyなにんげん関係をつくるために、美味しいお菓子とお茶を嗜みながらお話ししていくお茶会です。人間関係における悩み、不安、気になることなど‥自分の体験や経験を話しながら、感情や思考の整理・循環をお手伝いをする場です。「話すこと」で「放すこと」へつながっていくことを、ご実感いただけます。■詳細日時:2019年1月14日(月・祝)13:00〜15:00場所:桜木町駅より徒歩4〜6分(お申込後、詳細お知らせします)参加費:¥1,000(当日会場でお支払いお願いします)※ご友人お一人連れにつき¥100ずつ割引いたします (例:本人+友人2名の場合、お一人¥1,000→¥800になります) Circle tea timeお申込みまつい ゆかゆか まついinfo@ring-link.jpAdministratorただ、ワタシを生きる
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